2017/10/15
20:16:00
皆様、お久し振りでございます。
本日より、再開させて頂きます。
今後ともよろしくお願い致します。
【第三章 運命の扉 悪の紋章 1-④】
私は、これらの秘密を守らねばと必死に言い訳を考えるのだが、
さっきから彩芽先輩の好奇心旺盛な瞳を見ると良い考えが浮かばなかった。
「アキラく~んどうしたのかなぁ~?ここは何のお部屋?この道具は何なのかしらぁ~?」
私の体からは汗が噴き出している。
追い詰められた状態から抜け出せないで、まるで蛇に睨まれたカエルだ。
このままでは秘密を守り切れないと言う焦りが更に口を重くした。
「それは・・祖父の時代からの古い書物を保管してある・・・」
「嘘よねぇ~。アキラく~ん?私は本当の事を知りたいのぉ~。ここはなぁ~に?」
まるで私に秘密を言わせるのを楽しんでいるかの様だ。
その悪戯な瞳が物語っている。
私に苦しがっているのを見て愉しんでいるのだ。
「どうしたのぉ~?早く教えてぇ~アキラく~ん・・・」
彩芽先輩は、私の横をすり抜ける様にしながら奥の布が被された椅子に向かった。
「ですから、ここは先祖代々集められた書物を保管してあるんですよ!さあ、下に降りますよ」
必死にこの場から先輩を連れ出す事ばかりを考えて何も見えていなかった。
「その本も少し変わった本ばかりねぇ~。とても普通の本とは思えないものばかりぃ~。
それにこのシーツの下に隠れた道具は何かしらぁ~?変わったものばかりねぇ~」
私はその言葉にギクッとした。
先輩は、これらも見てしまっていたのだ。
『どうしたら良いんだ』と言う思いで言葉が出なかった。
スポンサーサイト

本日より、再開させて頂きます。
今後ともよろしくお願い致します。
【第三章 運命の扉 悪の紋章 1-④】
私は、これらの秘密を守らねばと必死に言い訳を考えるのだが、
さっきから彩芽先輩の好奇心旺盛な瞳を見ると良い考えが浮かばなかった。
「アキラく~んどうしたのかなぁ~?ここは何のお部屋?この道具は何なのかしらぁ~?」
私の体からは汗が噴き出している。
追い詰められた状態から抜け出せないで、まるで蛇に睨まれたカエルだ。
このままでは秘密を守り切れないと言う焦りが更に口を重くした。
「それは・・祖父の時代からの古い書物を保管してある・・・」
「嘘よねぇ~。アキラく~ん?私は本当の事を知りたいのぉ~。ここはなぁ~に?」
まるで私に秘密を言わせるのを楽しんでいるかの様だ。
その悪戯な瞳が物語っている。
私に苦しがっているのを見て愉しんでいるのだ。
「どうしたのぉ~?早く教えてぇ~アキラく~ん・・・」
彩芽先輩は、私の横をすり抜ける様にしながら奥の布が被された椅子に向かった。
「ですから、ここは先祖代々集められた書物を保管してあるんですよ!さあ、下に降りますよ」
必死にこの場から先輩を連れ出す事ばかりを考えて何も見えていなかった。
「その本も少し変わった本ばかりねぇ~。とても普通の本とは思えないものばかりぃ~。
それにこのシーツの下に隠れた道具は何かしらぁ~?変わったものばかりねぇ~」
私はその言葉にギクッとした。
先輩は、これらも見てしまっていたのだ。
『どうしたら良いんだ』と言う思いで言葉が出なかった。

[PR]
